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- 作者: 木村紺
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/06/20
- メディア: コミック
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・大好きな神戸の漫画。3巻と4巻を読んだ。3巻には地震のエピソードが書かれている。
・僕も阪神大震災を経験したよ、神戸でもそんなに被害が無い方だったけどね。僕は地震の前後で人が変わったと思う。
・地震まではすごく無口な子だったなあ。友達ともほとんど喋らない、ずっと本を読んでた。今でも僕は社交的な人間じゃないけど、明るい自分を人前で自然に出すことが出来る、昔は酷かった、ほんとただ暗いだけだった。
・何で暗い子だったかっていうと、うちは貧乏で借金まみれでオカンとオトンが毎日ケンカしてたんだよねえ、それを毎日見てたから、明るくなれるわけないよねえ。
・オトンは人間のクズでねえ、酔っぱらって俺の妹をたまに叩いたりしてたんだよねえ。大嫌いだったもんなあ。
・でも、地震の朝、真っ先に俺や妹を助けてくれたのはオトンだったから、自分は怪我しながらも助けてくれたから。それ以来かなあ、まあ、オヤジはクズだけど、しかたないか、貧乏が悪いんだチクショーって思ったりするようになった。
・水もガスも無い日々を過ごして、家族が助け合うしかないじゃないですか、それが良かったね、だから俺は不謹慎だけど『地震、楽しかった』って思い出があるんだろうなあ。
・僕はサッカーチームに入ってたから、神戸の被害が一番酷いところに友達がいたりしたんだ。試合をしてボロ負けしたことがあるサッカーチームのFWの子が亡くなったりもした。
・また試合しようぜ!って言って、もう会えないってやっぱり寂しいぜ。
・地震なんてどうしようもないよね、しかたないよね、わけわかんないけど、そういう時でも笑ってれば何か楽しいんだなあって思ったりした。
・その時から僕は比較をするのはやめようって思った、たぶん。小学生の時だからそんなに深くは考えてなかったと思うけどね、きっかけには違いない。
・『あいつの方が苦しんでるんだから!』とか、そういう比較なんてどうでもいいんだ。人の気持ちなんてわからないし、親が亡くなった友達を救うことなんて俺レベルが出来るわけない。
・自分が苦しくても、相手が苦しくても、人前では『どうやって自分が笑うか、どうやって相手を笑わせるか』、そればっかり考えてればいいんだって思うようになった。
・それが地震の思い出かなあ。思い出すと楽しかったり、やるせなかったり、苦笑いしたり、一生懸命心の底から笑おうとして顔がひきつったり。
・その経験のおかげで、割と温厚で人当たり良く出来てると思う、演技じゃなくて自然に。俺も家族もそんなに悪い奴じゃないぜ。
・というようなことを考えながら神戸在住を読んでいた。とても大好きな漫画だ。
・パスタも食べ終わったので、もう眠い。おやすみなさい。
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2002/05/24
- メディア: DVD
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・京王線の風景は良いねえ。京王線沿いにまた住んでみたいなあ、京王線大好きだったなあ。
・何故か耳をすませばをまともに見たことが無かったので、じっくり見てみた。びっくりするくらい面白かった、すごい良い映画だなあ。何で見てなかったんだろう。
・丘から街を見下ろしたくなった。
・誰かが歌ってて、それが楽しそうだ!って思ってどんどん人がリズムっやメロディを重ねていくセッションって超楽しそう。歌が広がって行くってまじすごい。
・バンドとかでも、最初ボーカルだけ、ギターが入って来て、そんでベースが入って、最後にドラムがリズムを刻みだす、とか、そういう演出カッコ良いもんね、どんどん音が増えていく楽しみ。
・誰にも頼まれてないのに、合理的な理由なんてなんもなくても、『とにかくやらなきゃいけないんだ!じゃないと、私は駄目なんだ!』ってやりぬくってカッコ良いよね、たぶん、それより大事なことはないんじゃないか。
・誰にも頼まれてなくても、頑張ってれば、いつのまにか『すごく良い!』って周りの人に言われたら、そりゃ泣くほど嬉しいよね。
・俺だって、誰にも頼まれてないことばかりやろうとしてるぜ、でも、頑張ってれば、いつのまにか『あなたがいないなんて嫌だ』みたいに、必要とされたらなあって思う。
・宮崎駿さんの優しさって、宮崎さんの口から聞くとすごく伝わりにくいよね、とげがあってちょっと苦手なんだ。だから、僕はジブリっていうと宮崎さんよりも鈴木さんって印象なんだよなあ。ポッドキャストのジブリ汗まみれってやつ、よく聴いてたし。
・宮崎さんは人を信用しきらない人なんだと思う。『個性ってのはつまらなくすることも個性なんだ、俺が言った通りにやれ』って言ってる宮崎さんを見たことがある。だから、全部自分でやっちゃってワーカホリックになってるんだろう。そんなおっさんが何で耳をすませばみたいな素敵な映画を作れるんだろう。
・ああ、耳をすませば、は監督が宮崎さんじゃないんだね、そうかそうか。