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- 作者: 吉本隆明,糸井重里
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/11/28
- メディア: 文庫
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吉本さんの喋りには全く嘘が無い気がした。全部、本音。かるーくふかいこと言ったり、なんでもいいんだよって笑って投げたり、面白いねえ。深く考えるのは大事だけど、深く考えなくてもいいんだぜ、みたいな。
・『正直が一番強い』って思うんだよね。
・それだけ書いて今日は終わりにしよう。ほんとはもっと付箋貼ってるんだけど、だるい。
・嘘とか誤摩化すって超もろいんです。
・仕事柄、カスみたいに口の悪いお客さんがいっぱいいてね、『あそこの社長、最悪だな!』とか普通に俺に言ってくるんだよね。そういう時、俺は何て言うかというと『そうなんですかあー、でも、あそこの社長こんな面白いことやってるんですよー』と。
・軽く話に乗ってフォローを入れとく。
・中立っていうのは凄く難しいんだよね、ほら、人って贔屓された方が嬉しいじゃないですか、でも、他の人を貶すって危ないぜ、だって『こいつは俺と一緒になってあいつの悪口を言ってる、こいつは他の場所で俺の悪口言ってるんじゃないか』って思われたら嫌なんだよね。
・『こいつは悪口を言わない、けど、俺を贔屓にしてるみたいだ』って思わせるのが一番楽。
・正直に話した方が一番楽だぜ。もし『やべえ、こいつマジカスだ』って思った時は事実しか喋らない、意思は込めない。正直に喋るか、正直な気持ちを隠すか、二択だねえ。誤摩化すってのは、あんまりしたくないなあ、よくやってたけど。
・人を信頼するのはそんなに得意じゃないんだけど、正直に信頼しようとしてますよーって思わせることは頑張ろうと思う。
・だから、まあ、憲法9条って良いよねって思ったりもする。怖いけど、武器を持たないって凄いことだぜ。丸腰に斬りつけるってカッコ悪いじゃないですか、世界の人達はカッコ良いことが大好きなのでカッコ悪いことしないと思うんだよねえ。
・話が大きくなりそうなので止める。俺が思ったのは『俺の幸せは誰も不幸にしない』ってみんな思いたいんじゃないのって。
・俺の幸せは誰も不幸にしない、って何の歌詞だっけ?マボロシだっけ。俺の神様、Dさんの御言葉であられるのでしょうか。