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ウンブリア田舎便り オリーブオイルのおいしい生活 (文春文庫PLUS)
- 作者: 朝田今日子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/12/06
- メディア: 文庫
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・四季がある話って面白いなあって良く思う。冬には生ハムを仕込んだり、秋の終わりにオリーブを収穫して搾ってオイルにしたり。
・伝統って合理的だと思うんですよね。ずーっと同じやり方で余分なことをせずにシンプルに、季節に合わせて、食材を仕込む。それがずーっと続いてる、おばあちゃんのやり方で私もやってます、みたいな。そういうの素敵だなあ。
・合理的なことを知ってるから、遊び、が生まれるんだよね。無駄なことが、粋になる、っていう。
・法隆寺とかの宮大工をやってる西岡さんの本を読んで『この人すげー!』ってわけわかんなくなったことあるんだけど、何が凄いって、何でそんなに『素材の特性を見抜いてるの?』ってことで。どんだけ木から学んだんだろうって。
・http://www.1101.com/life/2005-07-05.html
・そういうのに憧れる。余計なことばかりしてきた俺は、もっと合理的になりたい。もっと物の本質を知ってみたい。
・だから、機能美、って言葉に弱いんだろうなあ。
・田舎料理ってずるいよね。何でみんな美味しい情報知ってるの?
・日本人だったら、醤油×みりん×だし、とか、そういう超美味しい組み合わせを知ってるけど、イタリアのことわからないよね。
・アンチョビとニンニクとオリーブオイルの組み合わせをあいつらイタリア人は隠してたんだぜ。
・バーニャカウダの美味しさを二十歳くらいで知った時、人生損してるなあって思った。あんなに美味しいのを僕はまだまだ知らない。
・フランス料理とかスペイン料理とか、人の数だけ料理があるもんね、ずるいよね、みんな美味しい組み合わせを知ってるんだよね。
・と、思ったので、それを中心に生きようと思ってる。物の本質を後天的に知りたい。
・自分の子供が産まれたら、わけわかんないほど色んなことを教えようと思った。小さい頃から色んなことを知るのはすばらしい。
・後天的に文化を学ぶのはまどろっこしいんだ、『歴史』とかを安易に語っちゃうから、裏付けばかり求めてしまうから。
・直感的に、好きな物は好きー、って言えると楽しいだろうな。俺は子供の頃、貧しかったから、努力で人生の喜びを学んでいったからなあ、たぶん、それでどっか常に冷めてるんだと思う、たぶんだけど。
・って、内田樹さんも言ってた。文化を見る目は後天的に獲得出来ない、って。そうだと思うねえ、実際に俺には見る目が無いから、知識でしか文化を知れないから。絵画とか、直感的に見るよりは、『この技術はすごい!』とかで感動するからねえ。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/04/10
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宮大工棟梁・西岡常一「口伝」の重み (日経ビジネス人文庫 オレンジ に 2-1)
- 作者: 西岡常一
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2008/09/01
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