6月後半の俺の思考抜粋

6月21日

・オカンと将来の仕事について話す。自分のやりたい仕事と家族を幸せにすることは同時に進行させなきゃいけない。俺は自分の生活を超楽しいものにしたいし、俺の周りの人の生活も超楽しいものにしたい。

・僕は貧乏でろくでもない家で育ってるから、これからは超楽しい家族にしたい。昔は親父もオカンも親戚も俺ら子供にとっては良い人じゃなかったと思う、振り返ってわかる、でも、決して悪い人じゃないって知ってるし、すごい優しい人だって知ってるから、そりゃあねえ、今から取り返せばいいよねえ。

・仲悪い家族だったけど、俺も弟も妹も大人になってきたから、大丈夫だねえ。悪いのは貧乏だ、人はいいかげんだからしかたないんだ。人生で初めての家族旅行に行くんだ、今年は。


6月23日

・姫路が抱える問題点について議論。姫路はね、マーケットがあるのに、誰も引き出せてないんだよ。

・例えばね、今日は姫路は街を上げてのお祭りなんだけど、月・火曜日に開催しちゃってるのよね。しかも、夜店が出てるだけ。メインが無いのよね。それってさ、外から人が来ないよね。

・姫路に対する疑問点はたくさんあって、その中でも一番よくわかんないのが、街が点在してるってところ。メインが無い。

・マンションもビルも無いから、60万人も住んでる街なのに、商圏が浅くて困る。姫路駅中心に施設を集めればいいのに。

・あと、モノマネが多すぎる。同じようなコンセプトの施設ばかりで、面白味が無い。もう既にあるものを増やしてどうするんだろう、需要は変わってないのに。

・名物が弱すぎるよね。姫路城しか無い。姫路の嫌なところは、すばらしい世界遺産があるのに、それしか無いってところ。姫路城しか無いって、観光地としてしんどいと思う。だって、姫路に泊まる必要無いんだもの。お金落ちないよね。

・編集長とずっと話してた。姫路は排他的な街です。外から人が来ない。人を呼ぶのが下手なのか、人を呼びたくないのか、どっちなんだろう。

・姫路の街レベルはすごく低く感じるのよねえ。仕事柄、街で働くたくさんの人と関わってるけど、サービスの概念が低くて困る。それでも生きていけるんから、努力しないのかなあ。

・それならいっそ、大資本のチェーン店だらけになってほしい。コンセプトがぐだぐだの小さい店ばかりなので、それならTSUTAYAとかブックオフとかヤマダ電機とかファミレスチェーンとか、そういうので溢れたら便利。

・姫路で独立開業するつもりなんだけど、一番の不安はやっぱり『大きいマンションが無い』ってところだなあ。車社会だから商圏は広いんだけど、浅いんだよねえ。

・電車の窓から神戸を眺めてたら、中心地からちょっと離れても街が整備されてるので、素敵だなあと思った。マーケティングかけやすそう。

・姫路は便利だし物価安いし、暮らしやすいんだけどねえ。発展性が全く見えてこないので、将来が暗い。アウトレットモールでも作ってくれないかなあ。

・モノマネは良いと思うんだけどねえ、オリジナリティが無いから、ほんとただのモノマネなんだよねえ。似たような店ばかり。ちょっとでも、何か新しいことやればいいのに、90%パクリでもいいのに。

・まあ、だから、営業マンとしても広告マンとしても未熟な俺でも生きていけてるんだろうなあ。

・街が整備されていないにも程があるので、誰か1人の意思で作り替えてくれないかなあ。ワンマン市長が現れて好き勝手やって欲しいなあ。


6月26日

・昨夜、新宿の同期から夜中に電話がかかってきました。会社に絶望していました。大丈夫かなあ、俺の同期、みんな会社を憎んでるんだけど、大丈夫かなあ。同期の中に1人くらい『うちの会社すげえ!』とか言う人いてもいいのになあ。

・労働時間が伸びすぎてる、って嘆いてた。まあ、俺の労働時間は異動してから月150時間も減ったけど。この差はひどいよね、給料同じだもんね。

・同期には『楽しいと思えることに対して頑張ればいいんじゃないかな、だって、どんなに頑張ったって会社から評価されないんだよ、俺らの仕事の喜びってお客さんに喜んでもらうとかの現場しかないものね、その現場を楽しめていないなら、自分に限界を作って、壁を乗り越えず、楽をしようよ。』と話した。

・自分に限界を作れ、って我ながら名言だと思った。逃げ出すくらいなら、やれるとこまでやればいいよね、ほら、逃げたら色んな人に迷惑かかるものね、逃げる時は用意周到に。

・よし、逃げる準備はいつでも万端にしておこう。


6月29日

・商談成功。いやあ、エースだね、ガラスのエースだね。

・すごく難しいお客さんなので、これからのことを考えるとしんどいです。上から目線でしか喋ってくれないんだよねえ。

・今回は長期戦での受注だったから、けっこう気持ち良かった。

・社長が聞く耳を持ってくれなくて、いつもすぐに追い返されてたんだけど、違うルートから攻めて、社長の方から俺に電話してきてくれたっていう、何て素敵な営業。まるで俺が仕事出来る人みたい、クズなのに。

山田ズーニーさんの『あなたの話はなぜ「通じない」のか』という本が好きなんだけど、そこに『メディア力』って言葉がありましてね、それ大事だなあってずっと思ってたんで、今回はしっかり活かせた。言い換えれば、信頼感とか発言力、ですかね。

・何の接点も無い社長から見ると俺は全然メディア力が無い。何を言っても心に響かない。なら、社長の心に響かせることが出来る人から落とせばいいんだ。その人から社長に話してもらえばいいんだ。

・ということで、側近に商談を何度もしたった。一ヶ月以上かかったけど、まあ、よかった。


6月30日
道場六三郎さんの本を読む。この人ゆるいよね。

・凄い人はみんな似たようなことを言うんだ。総論っていうのは、そんなもんなんだろう。人によって全然違うことを言うのが、各論を学ぶってことなんだろうなあ。

・新規契約のお客さんのところに打ち合わせに行く。一時間も喋った。俺はやる気がある人に対しては凄く真剣に仕事をします。

・面白い話をたくさん聞けた。良いところはパクって俺のものにしよう。

・飲食業界の人って、面白いアイデアで勝負してるのに『人に伝える』って概念が弱いよね。だってさ、話を聞けば店の魅力が凄くわかるけど、一般のお客さんって基本的に聞いてくれないじゃないですか、だから、いかにお客さんの目を引きつけて伝えたいことを伝えるか、それが出来なきゃ客が来るわけない。

・そういう作戦を考えることに関しては、割といっぱい思いつくようになった、微妙に経験重ねてる。

・もったいないなあ、この人がんばってるのにもったいないなあ、って思ったので、ちゃんと仕事頑張ります。

・俺の好きな言葉に『良い人を幸せにしなきゃいけない』というものがあります。

・でも、定時で帰ります。定時超えると怒られるんだもの。

・お客さんのために仕事するのは割と好きだよ、俺が自分の会社を大嫌いって言うのは、数字のために仕事するのまじだるいからだよ&お客さんの中にカスが多すぎるからだよ。

・数字を追うのが大嫌いな人に営業マンつとまるわけないよね。

・『今月の売り上げ、あと5万円足りない』とかで悔しがってる人を見ると、どうでもいいよねえって思ってしまう駄目営業マンです。だってさ、意味不明な目標を達成しても出来なくても、なんかよくわからないんだよね、だってそれ、別に違う数字でも良くない?何でその目標になったの?ってのが教えてもらえないから。

・会社だからもちろん利益にはこだわらなきゃいけないんだけど、それが一番になると、どうもやる気が出ない。もしもこの会社が『街のため!』とか『お客さんのため!』とか言ってたら、俺はここまで嫌気がさしてなかった気がする。まあ、嫌いってことには変わりないと思うけど。

・自分で仕事を作る時は『仕事楽しい!』ってのをみんなに感じてもらえるように頑張ります。その上で数字にこだわりたいと思います。逆になったら、きっと誰もやる気出してくれない。