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６時

隣に住むカップルの声が聞こえてくるのは夜更かしか早起きか気になってたら今、夜明け。世界から音は消え空と地面が静かに引き剥がされ境界線となる、青い空と白い雲以外の不純物が消えた瞬間ストーリーは止まる、不純物である主人公二人恋人同士の５分後は語られないがきっと赤い悲しい肉体の終わりがやってくるんだろうなって焼酎を飲みながらつぶやく一ファンの俺、二人の恋心は死んでも消えないよねーとかはどっちでもいい、それには残念ながら興味が無い、ラブストーリーを楽しんでるくせに物語を離れた恋心の行き先は追う気にならない、物語は勝手に完結して俺に話を振らないでくれ、エンドロールが終わる瞬間に帳尻合わせだーとグラスに残った焼酎を飲み干す、悲しいけどきれいなまま終わってくれるとありがたい、そう考えると、どんなに辛くても絶望はありえないってわかる。風呂に入る、あ、そうか、この前、僕のことを慕ってくれる後輩女子が『せもしさんが素直に人に優しく出来るのは、他人に興味が無いからですよね』って言ってた意味がわかった気がする、下心無しで優しくする自信はあるけれど親身になりはしない、けっこう流す、あーそうか、そうか、君らの物語に興味なんか無い、って考えながら湯船に浸かり小説を読む、読む、読む、熱いのぼせるのぼせるのぼせる、でも、読む、ラブストーリー、楽しいのは瞬間瞬間のまま孤独を挟む、挟みたくないのに物語から離れてしまうのは、なー、熱い、のぼせた、くそ、俺は俺にも興味が無い、そんな気持ちがよぎると一気に冷めた、本当は他人の物語に凄い興味があって自分を他人みたいにあつかって、凄い興味があって、あ、無い、無いです、はい、やっぱりありません、あ、いや、そんなのわからない、わからない、でも、完結はしてほしい、完結しないのならあまり俺に話を振らないでくれ。

読了

空中庭園 (文春文庫)

角田光代、実は初めて読みました。インタビューは何度も読んだことがあっんだけど、なかなか読む気になれなかった、辛くなるんじゃないかと思って、でも、とても面白かった。またこの世界観に入り込んでみたい。

教科書が教えられない政治学 現代史スペシャル (目からウロコの政治講義シリーズ)

この人の本は面白いのばかり。この現代史論はそんなに面白くなかったけど。敵を作り過ぎだけど、こう、広く攻撃する代わりに深くつっこんでないもんだから、毒が散らばって集中しなくて弱かった。

王様の仕立て屋 8 〜サルト・フィニート〜 (ジャンプコミックス デラックス)

主人公が抱えている闇が弱くなって軽くなってるよ！面白いけど。

映画鑑賞

サボテン・ブラザース [DVD]

笑いは間だよなあ、それから空気だよなあ、その二つに何か独自のものを足したら素晴らしい笑いになる。おもろかった。

マグノリア [DVD]

どうしようもないならなくはない。

SAW ソウ DTSエディション [DVD]

完全にだまされた。素晴らしすぎる。だましの設定は今さら新しいものなんてなかなか生まれやしないだろうけど、引っ張り方や演出はまだ未開拓地がたくさん広がってるはず、それが確認できる。

死ぬまでにしたい10のこと [DVD]

邦題は耳目を引くけど映画に合ってない、全然軽くない。

茶の味 グッドテイスト・エディション [DVD]

僕が映画を撮るとしたら、この映画の設定と雰囲気をぱくってもっと笑いを作りたい。問題は映画を撮りたくないってこと。

音楽鑑賞

Get Back On Stage

塾長の実力が証明された、ヒップポップとしては最高位。

Under Construction

聴かず嫌いだった。フィメールラッパー苦手なんだよなあ、でも聞いて見たら格好良かった。

ザ・エミネム・ショウ

白人で黒人が生んだヒップホップを表現してる人ってこの人くらいしかいないよなあ、ビースティーは中産階級以上出身ってのが見えるから、ヒップホップの中のラップという方法を使ってるってだけで、ヒップホップかというと色濃くない。エミネムさんも聴かず嫌いだったなあ。

The Very Best

高校の頃すごい聴いてた。