5時

前日、早く寝すぎて今、夜明け。ライムスターのラジオを聴きながら山田正紀の『神曲法廷』を読みつつテレビにはスカパーの吉本チャンネル、パソコンは光を放つ。自分で淹れたホットコーヒーが苦いから牛乳入れてアイスカフェラテに、苦けりゃシリアス甘けりゃ気になる血糖値、騒がしくまったり。SEAN PAULKANYE WESTFRANZ FERDINAND、あざとさ見え隠れするけどカッコ良い、パソコンで音楽を聴くようになってからCDを買わなくなってレンタルばかり、洋楽は発売後一年間はレンタル禁止なもんだから、どんどん縁遠くなっちゃって、俺の多様化は安価なレンタルで支えられているが島国に篭ってしまう閉鎖性もレンタルが作ったんだ、レコード会社は俺を解き放たなければならない、金が無い。寂しい朝ならEric ClaptonのSlowhandを聴け、寂しい神様がレコードに乗ってキリキリ声を漏らしている、くるくる回るドーナツ盤、ばーんって割ってみたい衝動いつだって、横になる、レコファンで500円くらいで買えるんだから、やっちゃうかってやるわけない、神様500円。バイト先の客が忘れてったタバコを取り出し着火、朝焼けには程遠い雨上がりの冷たい空に吐き出す煙、煙、煙たいので吸うのやめる。冷蔵庫を開けると昨日の飲みかけの日本酒が目に入る、不味かった、不味い不味いと言いながらも飲む。一人で酒飲んで美味いと思えるほど大人じゃない、だけど、飲まなきゃ寂しくて時間に追い込まれるから飲む、暇が悪い。酔いながら本を読み漁る、今まで一人でどうやって生きてきたのか振り返ってみると思い出せないもので、私はいかにして暇と戦ってたのだろうか、勝ってたのか、負けてたのか、とりあえず、まだ死んでないから引き分け以上な気もする、暇は強すぎる、あいつらは寂しさって武器を持ってんだ、暇強いなあ、どんな戦い方で僕は今まで暇を凌いできたんだ?わからん、わからん、雲で覆われた重い夜明けの空なんてカーテンで消す、カーテン越しに想像するキレイな朝焼けに向かって、暇ーとつぶやく、そしてまた、雨音!!


神曲法廷 (講談社ノベルス)

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定刻発車―日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか? (新潮文庫)

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アウトサイダー・アート (光文社新書)

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天下無双の建築学入門 (ちくま新書)

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Slowhand

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